借金の整理を確かめる

着手金の呼び方を6社で確かめた、同じではなかった

本サイトはアフィリエイト広告(PR)を利用しています。

2026/9/21公開

任意整理を依頼するとき最初にかかる費用を、どの言葉で呼ぶかは事務所ごとに違います。2026年9月21日に、6社の公式サイトを実際に開いて数えました。対象はアース司法書士事務所・シン・イストワール法律事務所・司法書士法人黒川事務所・松谷司法書士事務所・弁護士法人北千住パブリック法律事務所・司法書士法人杉山事務所です。

「着手金」という言葉を使う事務所と、使わない事務所

事務所呼び方金額(任意整理・1社あたり)
弁護士法人北千住パブリック法律事務所着手金22,000円〜
シン・イストワール法律事務所着手金58,300円
司法書士法人黒川事務所着手金(0円と明記)0円(別に33,000円)
アース司法書士事務所基本報酬11,000円〜
松谷司法書士事務所任意整理費用1社目33,000円

「着手金」という言葉そのものを使っていたのは6社中3社でした。残る2社は、基本報酬(アース司法書士事務所)や任意整理費用(松谷司法書士事務所)という言葉を使い、着手金という言葉自体を使っていませんでした。

杉山事務所は、任意整理のページに「着手金」の名目そのものが見当たりませんでした。過払い金請求のページには「初期費用・着手金 0円」と出ていますが、これは任意整理とは別の手続きの表示です。同じ事務所でも、手続きによって名目の出し方が違うという例になります。

「着手金0円」の中身は、事務所によって違う

司法書士法人黒川事務所は、着手金についてこう書いています。

また、着手金も無料なので、すぐに手続きをスタートできます。

「着手金0円」だけを読むと、費用がかからないように見えます。ただし同じサイトには、別の金額が並んでいます。

4社の任意整理を依頼した場合、着手金や減額報酬は頂いておりませんので、33000円×4社=132000円(税込)です。

着手金と減額報酬が0円でも、1社あたり33,000円の費用は別にかかります。この33,000円には「着手金」以外の名前が付いています。「着手金0円」という表示を見たときは、その代わりに何という名目でいくらかかるのかを確かめることになります。

「着手金」の定義を書いている事務所もある

弁護士法人北千住パブリック法律事務所は、着手金という言葉の意味まで説明しています。

弁護士が事件に着手する際(原則として契約時)にお支払いいただくお金です。弁護士が職務を行うことに対する報酬ですので、結果の成功・不成功にかかわらずかかります。

結果の成功・不成功にかかわらずかかる、という説明が要点です。和解がまとまらなくても、着手金は戻ってきません。この点は、着手金という言葉を使わない事務所(アース司法書士事務所・松谷司法書士事務所)の費用にも共通します。名前が違っても、契約時に発生する費用という性格は変わりません。

公式サイトが使っている言葉読者が比べるときに見る名目

  1. 「着手金」を使い、定義まで説明

    北千住パブリック法律事務所

    結果の成功・不成功にかかわらずかかると明記

  2. 「着手金」を使い、金額を明記

    シン・イストワール法律事務所

    1社につき58,300円

  3. 「着手金」を使うが0円と明記

    司法書士法人黒川事務所

    別に33,000円(1社あたり)の費用がかかる

  4. 「基本報酬」を使う

    アース司法書士事務所

    着手金という言葉自体を使わない

  5. 「任意整理費用」でまとめる

    松谷司法書士事務所

    着手金と報酬を分けずに1つの額で示す

  6. 任意整理のページに名目が見当たらない

    司法書士法人杉山事務所

    過払い金請求のページには「初期費用・着手金0円」の表示がある

6社の初期費用の呼び方(公式サイトを2026-09-21に確認)

法律の側は「報酬」という一つの言葉でまとめている

費用の分割払い対応を6社で確かめたで扱った総合法律支援法30条1項2号イは、事務所ごとの名目を区別していません。

次の(1)又は(2)に掲げる場合の区分に応じ、それぞれ(1)又は(2)に定める手続の準備及び追行(民事裁判等手続に先立つ和解の交渉で特に必要と認められるものを含む。)のため代理人に支払うべき報酬及びその代理人が行う事務の処理に必要な実費の立替えをすること。

立替えの対象は「手続の準備及び追行のため」のものに限られます。そのうえで、条文が使っているのは「報酬」という一つの言葉です。「着手金」「基本報酬」「任意整理費用」という6社それぞれの呼び方は、どれもこの「報酬」の中に含まれます。**呼び方が違っても、依頼者が事務の処理の対価として支払う金額であることは同じです。**契約前に、名目ごとの金額と、それが何に対する費用かを確認することが、言葉の違いに惑わされない一番の方法になります。

契約前に確認すること

  1. 最初にかかる費用を、その事務所が何と呼んでいるか
  2. 「0円」と書かれている名目があれば、代わりに何がかかるか
  3. その費用は結果が出なくても戻らないか
  4. 減額報酬・過払い報酬など、あとから加わる費用と別に計算されているか

費用の全体像(基本報酬・減額報酬・過払い報酬・実費の4つ)は債務整理の弁護士費用は1社あたりか総額かで変わるに、分割払いへの対応は費用の分割払い対応を6社で確かめたにまとめました。

まとめ

  • 「着手金」という言葉を使っていたのは6社中3社。残る2社は基本報酬や任意整理費用という言葉を使い、1社(杉山事務所)は任意整理のページに名目が見当たらなかった
  • 司法書士法人黒川事務所は着手金0円と明記しているが、別に33,000円(1社あたり)の費用がかかる
  • 弁護士法人北千住パブリック法律事務所は、着手金が結果の成功・不成功にかかわらずかかると定義まで書いていた
  • 名目が違っても、契約時に発生し結果によらずかかる費用という性格は共通する
  • 「0円」と書かれた名目を見たら、代わりに何という名目でいくらかかるかを確かめる

この記事で確かめたこと

原文から引用した文
4
出典
3(法令 1)
公開

引用が出典の原文と一致するかを、公開後も機械で照合しています。確かめ方は運営者情報にあります。

出典